良浜らうひんの優しさと強さにふれる旅
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで、ひときわ存在感を放つジャイアントパンダがいます。その名前は良浜(らうひん)。
日本で生まれ育ち、多くの赤ちゃんパンダを育て上げてきた彼女は、まさにアドベンチャーワールドのシンボルともいえる存在です。
この記事では、そんな「お母さんパンダ」良浜の魅力をたっぷりとご紹介します。

良浜のプロフィール
名前 良浜(らうひん)
性別 メス
誕生日 2000年9月6日
出生地 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)
父 永明(中国・北京動物園出身)
母 梅梅(めいめい)
良浜は、日本で初めて自然交配によって誕生したジャイアントパンダです。
この誕生は当時大きなニュースとなり、アドベンチャーワールドのパンダ飼育技術の高さを国内外に示しました。
良浜の性格
穏やかでおっとりとした性格ながらも、芯のある強さを持つ良浜。
赤ちゃん時代は活発でやんちゃな一面もありましたが、大人になるにつれ落ち着き、周囲に安心感を与える存在になっていきました。
飼育スタッフによると、母親としての愛情がとても深く、子育て中はまるで人間のように細やかな気配りを見せてくれるそうです。

母としての実績と誇り
良浜はこれまでに10頭の赤ちゃんを出産・育児してきました。これは中国国外で最多の記録です。
なかでも注目されたのが、2008年9月に出産した 双子の赤ちゃん「梅浜(めいひん)」と「永浜(えいひん)」 です。
良浜にとって初めての出産でありながら、双子をしっかりと育てあげた姿に、当時多くの来園者が感動しました。
その後も彼女は以下の子どもたちを育ててきました。
・梅浜と永浜(2008年)
・海浜と陽浜(2010年)
・優浜(2012年)
・桜浜と桃浜(2014年)
・結浜(2016年)
・彩浜(2018年)
・楓浜(2020年)
それぞれの子に合った対応で育てた良浜の姿は、まさにパンダ界のお母さん代表といえるでしょう。
良浜の好きなもの
好きな食べ物はタケノコと四方竹。特に春先の新芽が大好物です。
また、ひなたぼっこをしながらのんびりお昼寝する姿は、ファンから「癒しのかたまり」と言われています。
今こそ会いに行きたい
2025年現在、アドベンチャーワールドには良浜(らうひん)を含めて4頭のジャイアントパンダが暮らしています。
良浜の娘である結浜(ゆいひん)、彩浜(さいひん)、楓浜(ふうひん)も一緒に展示されています。これらのパンダたちは、ブリーディングセンターで公開されており、来園者は彼女たちの愛らしい姿を間近で観察することができます。
これまで育てた子どもたちは中国へ返還され、将来的には良浜自身も返還される可能性があると見られています。
つまり、彼女に会えるのは「今だけ」かもしれませんからアドベンチャーワールドへ行きましょう。
良浜観覧のおすすめポイント
展示エリアでは、竹をかじる音が聞こえるほどの距離で良浜の姿を楽しめます。
落ち着いた時間帯に訪れると、ゆったりとした姿をじっくり観察できます。
写真を撮るなら、朝一番やお昼すぎの活動的な時間帯がねらい目です。
まとめ
良浜は、日本で生まれ育ち、たくさんの命を未来へつないできた「お母さんパンダ」です。
その温かくてやさしい存在は、多くの人の心に残っています。
白浜を訪れたら、ぜひ一度、彼女のゆったりした姿に癒されてみてください。
アドベンチャーワールド公式サイト
https://www.aws-s.com/

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