アドベンチャーワールドで育った末っ子の物語
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドには、たくさんの人に愛されて育ったパンダの家族がいます。そのなかで、特に注目を集めてきたのが 楓浜(ふうひん) です。
2020年に生まれた楓浜は、アドベンチャーワールドで最後に誕生した赤ちゃんパンダ。
出生時は157gで小さかったそうですが、すくすくと成長してくれました。
くりくりした目とふわふわの体、そして天真爛漫な性格で、ファンの心をぎゅっとつかんできました。

楓浜のプロフィール
名前 楓浜(ふうひん)
性別 メス
誕生日 2020年11月22日(いい夫婦の日)
出生地 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)
両親 永明(えいめい)と良浜(らうひん)
きょうだい 結浜、彩浜 など多数(10頭兄姉の末っ子)
名前の「楓」は、秋に美しく色づく楓の葉のように、たくさんの人の心に彩りを届けてほしいという願いが込められています。
小さな体で元気いっぱい
楓浜は、誕生時にわずか157グラムととても小さな赤ちゃんでした。
飼育スタッフの懸命なサポートと、母・良浜の深い愛情のもと、毎日すくすくと育ち、今では元気いっぱいのパンダに成長しました。
活発で好奇心旺盛。お気に入りのおもちゃや木の枝を見つけては、ころころ転がりながら遊んでいる姿に、たくさんの人が癒されています。
みんなの注目の的に
楓浜の成長の様子は、アドベンチャーワールドの公式YouTubeやSNSでもたびたび紹介されており、
赤ちゃんパンダ特有のちょっと不器用な動きや、お昼寝中の無防備な姿が全国のファンを虜にしました。
お誕生日のたびに公開される特製ケーキやお祝い動画は、毎年多くの人が視聴する人気コンテンツとなっています。

甘えん坊でマイペースな性格
楓浜はとても甘えん坊で、特にお母さんの良浜にぴったり寄り添う様子が印象的でした。
展示場でも、くるくると歩き回ったかと思えば、急にすやすやと眠りはじめるなど、自由きままな一面も。
その無垢な表情やしぐさに「まるでぬいぐるみのよう」と言われることもあります。
2025年6月、中国へ返還される予定
楓浜は、結浜・彩浜とともに、2025年6月をめどに中国へ返還されることが決まりました。
中国・四川省にあるジャイアントパンダ繁育研究センターで、新たな役割を担うことになります。
これは、日中共同で行ってきたパンダの繁殖・保護研究の大切な一歩です。
いつかまたどこかで、元気な楓浜に会える日を願いながら、私たちは彼女の旅立ちを見守ります。
会いに行くなら今がチャンス
返還前の今、アドベンチャーワールドでは楓浜に感謝を伝えるイベントや、展示場での記念演出が行われています。
ふうっと鼻を鳴らしながら笹をかじる様子や、ゴロンと寝転んでくつろぐ様子は、見ているだけで心がゆるみます。
週末や長期休暇は混雑が予想されるため、平日や早朝の訪問がおすすめです。
まとめ
楓浜は、アドベンチャーワールドで生まれた最後の赤ちゃんパンダ。
そのやわらかな存在感と、誰からも愛される性格で、たくさんの人の心に温かい思い出を残してくれました。
これからは海を越えて、新しい一歩を踏み出す楓浜。
「ありがとう、楓浜」
その気持ちを胸に、最後までたっぷり見守っていきましょう。
アドベンチャーワールド公式サイト
https://www.aws-s.com/

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