暑い日には、冷たいそうめんがうれしい。
そう思っていた私ですが、今年、スーパーの売り場で少し変わった商品を見つけました。
その名も「氷みぞれつゆ」。
最初は「めんつゆを冷やしただけでは?」と軽く考えていたのですが、どうやら普通の冷たいつゆとは違うようでした。
袋ごと冷凍庫に入れ、シャリシャリにして麺へかけるというのです。
食べてみると、シャリシャリしていてなかなか面白い食感です。
シャリシャリにするという発想は新鮮でした。
口に入れた瞬間、冷たさが一気に広がり、だしの味と細かな氷の感触が追いかけてきます。
しかも冷たさはしばらく続くので涼しさが満喫できます。
いつもの昼食が、急に夏祭りの屋台と小料理屋の中間のようになりました。
気持ちは伝わったかな?・・・
すっかり気に入った私は、
「もっとおいしく食べる方法はないだろうか」
と、薬味を変えたり、麺を変えたりしながら研究を始めました。
今回は、凍らせて食べる麺用調味料をおいしく仕上げるコツと、見つけた類似商品を紹介します。
氷みぞれつゆとは?
味の素の「氷みぞれつゆ」は、冷凍庫で凍らせたあと、
袋を手でもみほぐして、そうめんにかける麺用調味料です。
2026年2月21日に全国発売され、味は次の2種類が用意されています。
かつおだし
鶏だしゆず風味
1袋90グラムの小分けタイプで、1パッケージに2袋入っています。
独自の「みぞれ凍結製法」により、家庭の冷凍庫で凍らせても大きな板氷になりにくく、
手でもみほぐしやすい硬さになるよう工夫されています。
すごいものを作っちゃいましたね。
メーカーによると、24時間以上凍らせた場合、
条件によってはマイナス10度以下の冷たさを楽しめるとのことです。
単に冷蔵庫で冷やしたつゆとは、冷たさの勢いが違います。
つゆを凍らせただけだと固くて、溶けるのは遅くなりそうに思えたので実行はしていませんが・・
おいしく食べる秘訣1 前日から冷凍庫へ入れておく
最初に大切なのは、食べる直前に慌てて凍らせないことです。
そんなに急には凍りませんよね。
「昼に食べよう」と思ったら、前日の夜には冷凍庫へ入れておきましょう。
味の素の商品は、24時間以上凍らせることで、強い冷たさとシャリシャリした感触を楽しみやすくなるそうです。
製品によって必要な時間が違うため、必ずパッケージの説明を確認してください。
私は冷凍庫の扉に、
「明日のそうめん」
と書いた小さなメモを貼ることにしました。
食べることに関する準備だけは、面倒なことでも妙に忘れません。
おいしく食べる秘訣2 冷凍庫から出してすぐに袋をもまない
冷凍庫から取り出した直後は、思ったより硬いことがありました。
10分ほどの事前準備が必要でした。
力任せに曲げたり、机の角へ打ちつけたりすると、袋を傷める可能性があります。
まずはパッケージの上から硬さを確認し、少し室温に置いてから、両手でゆっくりもみほぐします。
コツは、一度に全部を細かくしようとしないこと。
慌ててはいけませんね、固いですから怪我しないように慎重に握りましょう。
袋の端から少しずつ崩し、全体をみぞれ状にしていきます。
大きめの氷を少し残すことで、食べている途中にも冷たさが少し長く続きます。
キッコーマンの公式レシピでも、冷凍庫から取り出したあとに少し解凍を始め、
軽くもんでから麺へかける方法が紹介されています。
おいしく食べる秘訣3 そうめんの水気をしっかり切る
この食べ方で意外に重要なのが、麺に残った水です。
私はこれまでが適当だったと、初めて気が付きました。
そうめんが水をたくさん含んでいると、せっかくのだしが薄まり、シャリシャリ感も早く消えてしまいます。
ゆで上がったら、まず流水にさらして粗熱を取ります。
その後、手でもみ洗いして表面のぬめりを落とし、ざるをよく振って水分を切りましょう。
これまでは麺がちぎれていたのですが、力を入れすぎていたようです。
揖保乃糸の公式サイトでも、ゆで上がった麺をすばやくざるへ移し、
水で粗熱を取ったあと、流水でもみ洗いする方法が案内されています。
最後に、麺を手で軽く押さえるようにして水分を落とすと、冷たいだしが絡みやすくなります。
ただし、強く握ると麺がつぶれてしまいます。
そうめんは、握手のときの力加減より少し優しく扱うのがよさそうです。
おいしく食べる秘訣4 器も冷やしておく
せっかく氷点下近くまで冷やした調味料を、温かい器へ入れてしまうのはもったいありません。
食べる2時間ほど前に、器を冷蔵庫へ入れておきます。
ビールのジョッキを冷やしたほうがビールが美味しく感じるのと同じと思っています。
冷蔵庫に入らない場合は、器へ冷水を注いで冷やし、使用直前に水を捨てても構いません。
特に陶器のどんぶりは室温の影響を受けやすいため、2時間ほど冷やすだけで、食べ終わるまでの涼しさが変わります。
金属製やガラス製の器を使うと、見た目にも清涼感が出ます。
錫製の器はすぐに冷えるので、夏の食卓には必需品かも知れないですね。
日本酒の徳利や盃にも錫製品がよく使われている意味がわかりました。
おいしく食べる秘訣5 最初から全部をかけない
1袋を一度に全部かける方法もありますが、私は半分ずつ使う食べ方が気に入りました。
最初に全体の6割ほどを麺へかけ、よく混ぜます。
残りはあらかじめ冷やしておいたお皿に乗せときます。
食べ進めて最初のつゆの氷が溶けてきたところで、残りを追加します。
こうすると、後半にもう一度冷たさが復活した気になります。
いわば、そうめんの冷房を途中で強運転に切り替えるような感覚ですね。
ただし、商品によっては1袋が1人前として味を調整されています。
残った分を長時間室温に置かず、その食事の中で使い切りましょう。
おいしく食べる秘訣6 薬味は水気の少ないものを選ぶ
冷たい麺に合う薬味といえば、ねぎ、しょうが、みょうが、大葉などですね。
ただし、野菜の水分が多すぎると味がぼやけると思いましたので、
切った薬味はキッチンペーパーで軽く水分を取ってから使うのがおすすめです。
かつおだしに合わせたいもの
おろししょうが
刻みねぎ
大葉
みょうが
白ごま
刻みのり
梅肉
大根おろし
梅肉を少量加えると酸味が生まれ、後味がさらにさっぱりします。
大根おろしを使う場合は、軽く水分を切ってからのせましょう。
鶏だしゆず風味に合わせたいもの
蒸し鶏
サラダチキン
きゅうり
かいわれ大根
白髪ねぎ
ゆで卵
黒こしょう
少量のごま油
ごま油は香りが強いため、数滴で十分です。
入れすぎると、せっかくの爽やかな風味がしつこくなってしまいます。
おいしく食べる秘訣7 そうめん以外の麺も試してみる
凍らせたつゆは、そうめんだけの専用品と決めつけなくてもよさそうです。
類似商品の公式情報では、そば、うどん、中華麺などに使う食べ方も提案されていました。
日本アクセスの「ぶっかけ氷つゆ」は、麺とよく混ぜることで氷締めに近い効果が得られ、
そうめんのほか、中華麺やうどんにも合うと紹介されています。
冷凍つゆと相性のよい麺
細めのうどん
もちっとした麺に、細かな氷が絡みます。
食べ応えが欲しい日に向いています。
そば
かつお系や柑橘系のだしと好相性です。
大葉、みょうが、蒸し鶏を加えると、軽めの昼食になります。
キッコーマン公式でも、柑橘風味の商品をそばに合わせるレシピが紹介されています。
中華麺
鶏だし、韓国冷麺風、ごまだれ系と合わせやすい麺です。
きゅうり、キムチ、ゆで卵をのせれば、冷麺風の一皿になります。
豆腐麺
食欲があまりない日や、軽く済ませたい日に便利です。
麺の水分をしっかり切るのが、おいしく仕上げるポイントです。
似た商品も続々と登場している
調べてみると、凍らせて楽しむ麺用調味料は、すでに一つの小さな売り場を作り始めていました。
キッコーマン「シャリっと冷やそうめん」
冷凍庫で凍らせ、シャーベット状にして麺へかける商品です。
2026年2月2日に全国発売され、次の2種類があります。
お出汁香る柑橘素麺
韓国冷麺風
柑橘タイプは、しいたけ、昆布、かつお節のだしにシークヮーサーを合わせた味です。
韓国冷麺風は、牛テールのうま味、国産野菜だし、梨果汁を組み合わせています。
冷凍時間の目安は8時間以上です。
丸美屋「氷点下そうめんつゆ」
パウチのまま凍らせ、シャーベット状で味わうシリーズです。
公式サイトでは、次の味が確認できます。
ゆず香る和風つゆ味
焙煎ごま味
さっぱりした和風だけでなく、コクのあるごまだれ系が選べるところが面白い点です。
【2026年2月19日発売】丸美屋 つけうま!氷点下そうめんつゆ 120g <ゆず香る和風つゆ味><焙煎ごま味>みわび「ぶっかけ氷つゆ ゆず香る昆布かつお」
家庭の冷凍庫で約10~24時間凍らせ、袋ごともみ、ゆでて水洗いした麺へかけてよく和える商品です。
シャーベット状のだしを絡めることで、麺を氷で締めたような歯ごたえを楽しめるとされています。
そうめんだけでなく、うどんや中華麺にも使えるため、冷蔵庫に残った麺の救援隊としても働いてくれそうです。
ぶっかけ氷つゆ ゆず香る昆布かつお
私が試してみたい夏の食べ方3選
ここからは、私が次に試してみたい組み合わせです。
1.梅と大葉のかつおみぞれそうめん
かつおだし系の冷たいつゆに、刻んだ大葉と梅肉をのせます。
仕上げに白ごまをひと振り
食欲が落ちた日の昼食にも食べやすそうです。
2.蒸し鶏ときゅうりの柚子みぞれ麺
鶏だしや柑橘系の商品に、蒸し鶏、細切りきゅうり、みょうがを合わせます。
たんぱく質も加わるため、麺だけで食事を終わらせたくないシニアにも向いています。
3.キムチとゆで卵の冷麺風
韓国冷麺風の商品へ、キムチ、きゅうり、ゆで卵を追加します。
好みで酢をほんの少し加えれば、さっぱり感が増します。
キッコーマンの公式レシピでも、韓国冷麺風のつゆに、きゅうり、キムチ、ゆで卵を合わせる方法が紹介されています。
シニアが食べるときに気をつけたいこと
冷たい料理は暑い日に食べやすい一方で、一気にかき込むと歯や喉、おなかに冷たさが響くことがあります。
最初のひと口は少なめにして、ゆっくり味わいましょう。
また、麺料理は食べやすいため、つい早食いになりがちです。
蒸し鶏、卵、豆腐、野菜などを組み合わせると、噛む回数が自然に増え、食事の内容も整えやすくなります。
つゆには塩分が含まれています。
たとえば「氷みぞれつゆ かつおだし」は、1袋90グラム当たり食塩相当量2.7グラムで意外と多いです。
持病などで塩分を控えている場合は、量や使用方法について医師や管理栄養士の指示を優先してください。
なお、冷たい食事を取っても、暑い日の水分補給そのものを省けるわけではありませんので
食事とは別に、飲み物も忘れずに取りましょう。
まとめ 今年のそうめんは「食べる涼しさ」を楽しむ
初めて凍らせるつゆを見たときは、
「ついに、めんつゆまで冷凍庫へ引っ越したのか」
と思いました。
ところが実際に調べてみると、ただ冷たいだけの商品ではありません。
シャリシャリした感触を楽しめること、麺に絡めやすいこと、味が薄まりにくいことなど、暑い時期の食べやすさがよく考えられています。
おいしく仕上げるポイントは、次の7つです。
- 前日から十分に凍らせる
- 取り出してから、少し置いてから袋を優しくもむ
- 麺の水分をしっかり切る
- 器も冷やしておく
- つゆを2回に分けて途中で追加する
- 水気の少ない薬味を使う
- そばやうどん、中華麺にも広げる
暑さを我慢するだけでは、近年の夏は少々長すぎますから
冷凍庫の中に小さな楽しみを用意して、
今日はかつおだし、次は柑橘、その次はごまだれと、味を変えながら過ごしてみてはいかがでしょうか。
この夏、私の冷凍庫では、アイスクリームと凍らせた麺用調味料が静かに場所を争うことになりそうです。
最近の大人向けのアイスクリームは美味しいですからね。
わたしが、とても気になった情報サイト
味の素「氷みぞれつゆ」商品情報
味の素「氷みぞれつゆ」発売のお知らせ
キッコーマン「シャリっと冷やそうめん」シリーズ
キッコーマン「お出汁香る柑橘素麺」商品情報
キッコーマン「韓国冷麺風」商品情報
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