はじめに:自然葬が選ばれる背景
近年、従来のお墓を持たない「自然葬」を選ぶ方が増えています。
特に「海洋散骨」や「樹木葬」は、自然に還るという考え方を大切にする人々に支持され、終活の新しい選択肢として注目されています。
私は海洋散骨、私の奥さんは樹木葬希望です。
子供や親戚には徐々に伝えているところです。
この記事では、これらを希望する際に必要な準備や手続き、注意点を整理しました。
海洋散骨を選ぶために必要な準備
(PRを含みます)自然に還りたい気持ちを大切にしたい
みんなの海洋散骨
海洋散骨は、ご遺骨を粉末状にし、海へ還す方法です。
宗教色が薄く、費用や管理の負担が少ない点が特徴です。
手続きと準備の流れ
| ステップ | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 火葬・許可証の取得 | 死亡届提出 → 火葬許可証を取得 | 散骨業者から提示を求められる場合あり |
| 遺骨の準備 | 骨壺に名前を記載 | 無記名だとトラブルの可能性 |
| 粉骨処理 | 専門業者や散骨会社に依頼 | 粉骨せずに散骨すると法的リスクがある |
| 散骨場所の決定 | 沖合・条例に基づき選ぶ | 漁場や海水浴場付近は避ける |
| 業者との契約 | 出航日・費用・サービスを確認 | 実績と口コミを確認 |
| 当日の実施 | 出航 → セレモニー → 散骨 → 帰港 | 天候不良時の対応も確認 |
| 記録の保管 | 散骨証明書や写真 | 親族に共有すると安心 |
費用の目安
- 一般的に 10万円~30万円程度
- 船の種類、参加人数、セレモニーの有無で変動
注意点
- 自治体の条例で禁止されている海域があるため事前確認が必要
- 天候に左右されるため日程に余裕を持つことが大切
- 業者選びは「実績・信頼性」を重視
樹木葬を選ぶために必要な準備
(PRを含みます)遺族の負担を減らしたい

お墓のミキワの粉骨・散骨サービス 代行2.5万円、個別10万円
樹木葬は、墓石ではなく樹木や草花を墓標とする埋葬方法です。自然と共生する姿勢や、跡継ぎ不要の永代供養が人気の理由です。
手続きと準備の流れ
| ステップ | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 墓地・霊園の選定 | 立地・管理体制を比較 | 人気施設は抽選あり |
| 申し込み・契約 | 契約書を作成し控えを保管 | 家族に契約内容を共有 |
| 火葬・許可証取得 | 死亡届 → 火葬許可証・埋葬許可証を取得 | 納骨時に必須 |
| 改葬手続き(既存墓から移す場合) | 埋葬証明書+改葬許可 | 寺院との調整や費用が必要な場合も |
| 納骨 | 区画に遺骨を埋葬 | 施設の規定に従う |
| 管理・供養 | 永代供養契約に基づく | 管理費・供養内容を確認 |
費用の目安
- 合葬型:5万~20万円
- 共同型:20万~60万円
- 個別型:50万~150万円
注意点
- 契約条件(期間、解約、改葬可否)を確認すること
- 管理者が信頼できるかを事前に調査
- 見学や説明会に参加してイメージを確認
海洋散骨と樹木葬の比較
| 項目 | 海洋散骨 | 樹木葬 |
|---|---|---|
| 法的扱い | 特別な許可不要(条例に注意) | 墓埋法に基づき埋葬許可証が必要 |
| 費用 | 10万~30万円 | 5万~150万円(方式による) |
| 維持管理 | 不要 | 管理費が発生する場合あり |
| 参拝 | 実質不可 | 容易(立地次第) |
| 精神的な意味 | 海に還る | 樹木と共に眠る |
まとめ:あなたに合った自然葬を選ぶために
海洋散骨も樹木葬も「自然に還る」という思いを実現する方法ですが、それぞれに特徴と準備の違いがあります。
- 海に還りたい、管理の負担をかけたくない → 海洋散骨
- 樹木に囲まれ、家族がお参りできる場所を残したい → 樹木葬
いずれを選ぶにしても、事前準備と家族への共有がトラブルを防ぐ最大のポイントです。
終活の一環として、自分の思いと家族の希望を重ね合わせながら、納得のいく方法を選んでください。
参考資料
(PRを含みます)
自分の葬儀は自分で決めたい

シーセレモニー|【価格競争力有り】小型クルーザーでの家族だけの海洋散骨お申し込み




コメント