深呼吸を忘れがちなシニア夫婦に呼吸ガイド機能は役立つのか
この妄想連載の記事は20記事を予定しています。
特にシニアの方に読んでいただきたいと思っています。
もしも夫婦でスマートウォッチを買ったとしたら、こんなことが起きるかもしれません。
旅館の部屋で夕食前のひとときを過ごしていると、妻のスマートウォッチが静かに振動しました。
画面を見ると「呼吸エクササイズをしませんか」という表示が出ています。
妻が少し首をかしげながら言いました。
「呼吸エクササイズって何かしら。呼吸なんて普段から勝手にしてるじゃない」
夫が興味深そうにのぞきます。
「やってみたらどうだ」
妻が画面の指示に従って始めると、スマートウォッチが吸って、止めて、吐いてのリズムを振動で教えてくれます。1分ほど経ったとき、妻がふうっと息を吐きながら言いました。
「なんか、じんわり落ち着いてきた気がするわ」
呼吸エクササイズ機能って、そもそも何ですか?
【myFirst Japan】
呼吸エクササイズ機能とは、スマートウォッチが呼吸のリズムをガイドしてくれる機能です。
画面のアニメーションや手首への振動を使って、息を吸うタイミング、止めるタイミング、
吐くタイミングを教えてくれます。自分でリズムを意識しなくても、スマートウォッチの
動きに合わせて呼吸するだけで、自然にゆっくりとした深呼吸ができるようになっています。
なぜ呼吸をわざわざガイドしてもらうの?
普段の呼吸は無意識に行っているため、浅くて速い呼吸になっていることが少なくありません。
特に緊張しているとき、疲れているとき、何かに集中しているときは、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっています。
ゆっくりと深い呼吸を意識的に行うと、自律神経の副交感神経が働きやすくなり、
体の緊張がほぐれてリラックスした状態に近づくといわれています。
しかし、深呼吸をしようと思っても、正しいペースで続けるのは意外と難しいものです。
スマートウォッチのガイドがあれば、考えなくても自然に深呼吸のリズムに乗ることができます。
どんなリズムでガイドしてくれるの?
機種によって設定は異なりますが、一般的には1分間に5回から6回程度の呼吸ペースに誘導するものが多いです。
4秒かけて吸って、4秒かけてゆっくり吐く。
あるいは4秒吸って、7秒止めて、8秒かけて吐くといったパターンもあります。
セッションの長さは1分から5分程度が多く、隙間時間に気軽にできる長さに設定されています。
夫が試しながら言いました。
「思ったより息を吐く時間が長いんだな。途中で苦しくなりそうだったが、慣れてくるとちょうどよかった」
妻がうなずきます。
「吸うより吐くほうを長くするのがコツらしいわよ。副交感神経が働くんですって」
ストレスが高いときに勧めてくれることがある
前回お話ししたストレス測定と組み合わさっている機種では、ストレスレベルが高くなった
タイミングで呼吸エクササイズを勧めてくれることがあります。
体が緊張状態にあることをスマートウォッチが察知して、落ち着きを取り戻すきっかけをそっと教えてくれるわけです。
旅先で疲れが出てきた午後や、慣れない移動でぐったりしたときに、手首がそっと振動して呼吸を促してくれる。
そんな使われ方が自然にできるようになっています。
妻が感心した様子で言いました。
「ストレスが高いときに自動で声をかけてくれるなんて、気が利いてるわね」
夫が苦笑いします。
「機械に心配されるとは思わなかったが、悪い気はしないな」
旅先や日常のどんな場面で使える?
呼吸エクササイズは、特別な道具も場所も必要ありません。
椅子に座ったまま、布団の上に横になったまま、どこでもできます。
旅館で夕食前のひとときに、寝る前に布団の中で、観光の合間に少し休憩するときに。
1分でも効果を感じられることが多いため、忙しい旅の中でも取り入れやすい機能です。
普段の生活でも、朝起きたとき、食後にうとうとする前、夜眠れないときなど、
生活の節目に短い深呼吸を挟む習慣は、シニア世代の体にやさしい習慣のひとつといわれています。
夫がしみじみとした口調で言いました。
「旅行に来てまで体のことを考えなくてもいい気がするが、これくらいなら苦にならないな」
妻が笑います。
「健康に旅行を楽しむためにやるんだから、矛盾してないわよ」
まとめ
スマートウォッチの呼吸エクササイズ機能は、画面の動きや手首の振動で
呼吸のリズムをガイドしてくれる機能です。
ゆっくりとした深呼吸を自然に促してくれるため、体の緊張をほぐしてリラックスしたいときに
気軽に使えます。
1分程度の短い時間でもじんわりした落ち着きを感じられることが多く、旅先でも日常でも、
隙間時間にそっと取り入れられる機能です。
次回は、日々の活動を記録する活動記録機能についてお話しします。
【myFirst Japan】



