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第3回 睡眠測定 – スマートウォッチ

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昨夜は本当に眠れていた?睡眠スコア機能が少し気になった夜

この妄想連載の記事は20記事を予定しています。
特にシニアの方に読んでいただきたいと思っています。


もしも夫婦でスマートウォッチを買ったとしたら、こんなことが起きるかもしれません。

旅館の朝食を終えて、ふたりでお茶を飲んでいると、妻がスマートウォッチの画面をじっと見ています。
「昨夜の睡眠スコアが68って出てるわ。100点満点でこれって、あまりよくないのかしら」

夫が自分の画面を見て答えます。
「俺は74だ。でも自分ではぐっすり眠れた気がしたんだけどな」

眠っている間のことは、自分ではわかりません。
だからこそ、数字で教えてもらえると、少し気になってしまうのです。


睡眠測定って、そもそも何ですか?

睡眠測定とは、夜眠っている間の状態をスマートウォッチが自動で記録してくれる機能です。

何時に眠りについて、何時に目が覚めたか。夜中に何度か浅い眠りになっていないか。
深く眠れた時間はどのくらいあったか。こうしたことを、つけたまま眠るだけで朝には確認できるようになっています。


どうやって睡眠を測っているの?

眠っている間、体は静かに横になっています。しかしそれだけで、なぜ眠りの深さまでわかるのでしょう。

スマートウォッチは、体の動きのわずかな変化と心拍数のリズムを組み合わせて、
今どの段階の眠りにあるかを推測しています。

眠りには大きく分けて、体も脳も休んでいる深い眠りと、夢を見るような浅い眠りがあります。
深い眠りのときは体がほとんど動かず心拍数も落ち着いています。
浅い眠りのときは心拍数がやや上がり、体も少し動きます。
この違いをセンサーが読み取っているのです。


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旅先では眠りが浅くなりやすい

温泉旅行の夜は楽しみでいっぱいですが、いつもと違う枕や布団、慣れない部屋の環境が影響して、眠りが浅くなることがあります。これは珍しいことではなく、初めての場所では脳が少し警戒したままになるためといわれています。

妻が画面を見ながら続けます。
「深い眠りが1時間しかなかったって出てるわ。確かに夜中に一度目が覚めたのよね」

夫が答えます。
「俺も途中で目が覚めたような気がした。温泉に入ったから疲れてよく眠れると思ったんだが」

旅の疲れと眠りの質は、必ずしも比例しないことがあります。
それが数字で見えてくると、なるほどと思える部分があります。


睡眠スコアとは何ですか?

機種によって異なりますが、多くのスマートウォッチは睡眠の状態を100点満点などのスコアで表示してくれます。

スコアは主に、眠った時間の長さ、深い眠りの割合、途中で目が覚めた回数、
眠りにつくまでにかかった時間などをもとに計算されます。

80点台であれば比較的よく眠れた日、60点台であれば少し疲れが残っている
可能性があるといった目安として使えます。
ただし、スコアは絶対的なものではありません。
数字が多少低くても、自分が元気であれば問題ありません。


毎日の記録で見えてくるもの

1日だけのスコアに一喜一憂するよりも、1週間や1か月の流れを見るほうが役立ちます。

たとえば、旅行から帰った翌日にスコアが上がっていれば、自宅の布団が自分に合っていることがわかります。
運動した日の夜のスコアが高ければ、体を動かすと眠りがよくなるという自分なりのパターンに気づくこともできます。

夫がお茶をひと口飲んで言いました。

「毎日つけていれば、だんだん自分の眠りのクセがわかってくるな」
妻がうなずきます。

「家に帰ったら、しばらく続けてみましょうか」
旅先で気になりはじめた機能が、家に帰ってからの習慣につながっていく。
そんなきっかけになるかもしれません。


まとめ

スマートウォッチの睡眠測定は、夜つけたまま眠るだけで、眠りの深さや時間を朝に確認できる機能です。
旅先で眠りが浅かった理由がわかったり、毎日の記録から自分の眠りのパターンに
気づいたりと、生活をふり返るヒントを静かに教えてくれます。

数字に振り回されず、体の声に耳を傾けるための道具として、気軽に使ってみるのがいちばんです。

次回は、血中酸素レベルを測る機能についてお話しします。


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